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2022 年度 研究成果報告書

臓器形成期までの生体内情報取得と生理的Ex vivo culture法の確立

計画研究

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研究領域霊長類発生学研究の基盤構築
研究課題/領域番号 20H05761
研究種目

学術変革領域研究(B)

配分区分補助金
審査区分 学術変革領域研究区分(Ⅲ)
研究機関京都大学

研究代表者

中村 友紀  京都大学, 白眉センター, 特定准教授 (90648429)

研究分担者 岡本 郁弘  京都大学, 高等研究院, 特定講師 (40648424)
研究期間 (年度) 2020-10-02 – 2023-03-31
キーワード霊長類 / 発生学 / scRNA-seq
研究成果の概要

本研究計画では、カニクイザルを用いた着床直後の霊長類特異的な発生現象に着目した。まずは出現する全細胞種の同定を目指しE15-E23における胚を用いたscRNA-seqを行った。その際scRNA-seqに内包される「次元の呪い」という問題を解決するアルゴリズムRECODEを開発した。そしてE17-E19において胚の発生ステージが大きく変わること、さらには同時期のマウスには存在しないEXMC, AmEctoの特徴を明らかにした。またX染色体の不活化様式が、マウスとは異なることも見出した。さらにサルESCからの生殖細胞系譜がどういった系譜を辿るか調べたところ、AmEctoを経由することが分かった。

自由記述の分野

霊長類発生学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ヒトの流産の多くが初期に起こると言われているが、ヒトの着床直後の胚発生はなぞに包まれている。また多能性幹細胞を用いた再生医療/創薬研究も大きな期待を寄せられているが、霊長類多能性幹細胞の実態は未知な部分が多い。本研究成果は、大きな期待を寄せられている今後のヒト胚発生研究や臨床応用研究、さらには多能性幹細胞研究のための重要な参照データとなり、今後の研究発展を支える基盤となるものである。

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公開日: 2024-01-30  

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