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2024 年度 研究成果報告書

末梢神経による免疫・炎症システムの時空間的制御機構の解明

計画研究

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研究領域グリアデコーディング:脳-身体連関を規定するグリア情報の読み出しと理解
研究課題/領域番号 20H05901
研究種目

学術変革領域研究(A)

配分区分補助金
審査区分 学術変革領域研究区分(Ⅲ)
研究機関大阪大学

研究代表者

石井 優  大阪大学, 大学院生命機能研究科, 教授 (10324758)

研究期間 (年度) 2020-11-19 – 2025-03-31
キーワード組織マクロファージ / 自律神経 / イメージング / シングルセル解析
研究成果の概要

本研究は、肝臓における炎症制御メカニズムを分子・細胞レベルで解明することを目的とし、生体多光子励起イメージングやレーザー焼却、時空間シングルセル解析などの先端技術を用いて実施された。門脈周囲に局在する新規の抗炎症性マクロファージ(MP2)を同定し、その分子特性と腸内細菌との関与を明らかにした。また、交感神経と密接に連携する神経関連マクロファージ(pNAM)が、門脈交感神経ネットワークの構築と肝内血管透過性制御、免疫寛容維持に重要な役割を果たすことを発見した。これらの成果は肝臓における臓器特異的な免疫制御の本質を解き明かし、肝疾患の新たな治療標的の提案につながる。

自由記述の分野

免疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、肝臓に特有の炎症制御システムの実態を初めて細胞実体レベルで明らかにし、従来の臓器横断的理解を超える革新をもたらした点で学術的意義が大きい。特に、腸内細菌との相互作用による抗炎症マクロファージの誘導、神経と免疫系の密接な連関は、免疫学・神経科学・微生物学の学際的研究を加速させる。社会的には、慢性肝炎、脂肪肝炎、自己免疫性胆管炎といった難治性肝疾患の新規治療法開発に向けた重要な基盤知識を提供し、肝疾患患者のQOL向上や医療負担軽減への貢献が期待される。

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公開日: 2026-01-16  

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