研究領域 | 原子が切り拓く極限量子の世界ー素粒子的宇宙像の確立を目指してー |
研究課題/領域番号 |
21104005
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
酒見 泰寛 東北大学, サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター, 教授 (90251602)
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研究分担者 |
伊藤 正俊 東北大学, サイクロトロン・ラジオアイソトープセンター, 助教 (30400435)
青木 貴稔 東京大学, 総合文化研究科, 助教 (30328562)
畑中 吉治 大阪大学, 核物理研究センター, 教授 (50144530)
若狭 智嗣 九州大学, 大学院理学研究院, 准教授 (10311771)
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連携研究者 |
村上 哲也 京都大学, 大学院理学研究科, 講師 (50219896)
今井 憲一 独立行政法人日本原子力研究開発機構, 研究員 (70025493)
清水 康弘 東北大学, 大学院理学研究科, 助教 (80396423)
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研究期間 (年度) |
2009-07-23 – 2014-03-31
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キーワード | 電気双極子能率 / 超対称性 / CP非保存 / 冷却原子 / フランシウム |
研究概要 |
物質優勢宇宙の創成機構を探る上で、電子の電気双極子能率(EDM)は重要な情報を与える。本研究では、レーザー冷却放射性元素を用いた新しいEDM測定手法を確立した。標準理論を超える有力な候補の一つ・超対称性理論では、電子のまわりを超対称性粒子が伝搬することで、大きなEDMを生じる事が予測されている。我々は、相対論効果により原子系で最大の電子EDM増幅効果を有する放射性元素・フランシウムに着目し、レーザー冷却・トラップ技術を用いて、国際的に先駆けてFr生成・冷却・トラップによるオンラインEDM測定技術を確立した。冷却・トラップ原子を用いる事で、相互作用時間を格段に伸ばし測定精度の向上を実現した。
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