研究領域 | 反応集積化の合成化学 革新的手法の開拓と有機物質創成への展開 |
研究課題/領域番号 |
21106002
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
吉田 潤一 京都大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (30127170)
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研究分担者 |
野上 敏材 京都大学, 大学院工学研究科, 講師 (60402963)
清水 章弘 京都大学, 大学院工学研究科, 助教 (30584263)
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研究期間 (年度) |
2009-07-23 – 2014-03-31
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キーワード | 有機合成 / 炭素カチオン / 炭素アニオン / 有機電解 / フロー合成 |
研究概要 |
有機カチオン種の発生・蓄積を可能とするカチオンプール法に基づいて電解反応と化学的反応の時間的集積化を達成し、デンドリマー構造をもつ機能性物質などの合成に応用した。また、空間的集積化によりカチオン性三成分カップリングなどを開発した。さらに、有機アニオン種についても、有機アニオン種の反応を空間的集積化することにより、ケトンカルボニル基を有するアリールリチウム種など極めて不安定な有機リチウム種を含む分子変換を可能にし、生物活性天然物合成に応用した。 以上、本研究では、不安定有機イオン種を用いる反応集積化の概念に基づき、従来法では実現困難な分子変換を達成した。
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