計画研究
新学術領域研究(研究領域提案型)
南海トラフ付加体浅部、日本海溝プレート境界断層浅部、およびコスタリカ沖ココスプレート表層部の掘削試料について変形・透水実験を行った結果、力学・水理特性が粘土鉱物含有量によって系統的に変化することが明らかとなった。すなわち、粘土鉱物含有量の増加に伴い摩擦強度が低下し、摩擦に対する流動の影響が大きくなる。また、粘土鉱物に富む堆積物は難透水性でゆっくりと破壊する性質がある。日本海溝プレート境界断層浅部は、粘土鉱物に富み摩擦強度が著しく小さいため地震性すべりが伝播しやすく、また難透水性で地震性すべりによって熱加圧が起こって強度がさらに低下したため、東北地方太平洋沖地震時に大きく変位したと考えられる。
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すべて 雑誌論文 (11件) (うち査読あり 11件) 学会発表 (14件) (うち招待講演 14件) 図書 (2件) 備考 (1件)
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