計画研究
新学術領域研究(研究領域提案型)
硝酸イオンの吸収に欠陥をもつシロイヌナズナ変異株を利用することにより、野外で一般的な「恒常的窒素不足状態」を実験室内に再現し、高CO2環境への応答を調べた結果、窒素供給量が少ない場合にシロイヌナズナは高CO2条件によって窒素欠乏様の症状を呈するが、主要代謝産物の恒常性は保たれることが明らかになった。また、窒素同化能力が特に低く、窒素に対して感受性を示すモウセンゴケを用いた解析から、窒素過剰による障害が高CO2条件により緩和されることを示した。さらに窒素過剰による障害の一因が亜硝酸イオンの蓄積であることを示して、この関連から葉緑体包膜上の新規亜硝酸イオン輸送体を同定した。
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すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 8件) 学会発表 (24件)
Plant and Cell Physiology
巻: (in press)
Photosynthesis Research
10.1007/s11120-014-9986-7
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湿地研究
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Journal of Experimental Botany
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