研究領域 | 人とロボットの共生による協創社会の創成 |
研究課題/領域番号 |
21118002
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研究機関 | 独立行政法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
松本 吉央 独立行政法人産業技術総合研究所, 知能システム研究部門, 研究グループ長 (00314534)
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研究分担者 |
石黒 浩 大阪大学, 基礎工学研究科, 教授 (10232282)
宮尾 益知 独立行政法人国立成育医療研究センター, こころの診療科, 医長 (70120061)
中村 泰 大阪大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (70403334)
住谷 昌彦 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (80420420)
脇田 優仁 独立行政法人産業技術総合研究所, 知能システム研究部門, 主任研究員 (90358367)
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研究期間 (年度) |
2009-07-23 – 2014-03-31
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キーワード | ロボット / アンドロイド / コミュニケーション / 同調 / 制御 / 心理 / 認知 |
研究概要 |
本年度は,前年度までの研究成果を踏まえながら,本学術領域全体の目標である「ロボットによるよい聞き手の実現」へ向けた研究および成果の取りまとめを行った.研究プラットフォームとしては,昨年度までに開発した人の動きや表情に同調して動くことが可能なアンドロイドの女性・男性版を利用し,アンドロイドの遠隔操作システムについては,ソフトウェアの全面的な改良を行うことで,操作性の向上と拡張容易性を実現した. また,人に酷似したアンドロイドの心理的な受け取られ方を調べるため,アンドロイドを海外(Robotics Lab, National Institute for Experimental Arts, College of Fine Arts, University of New South Wales, シドニー)に持って行き,デモンストレーションを行い,反応を観察した.また昨年度行ったアンドロイドの遠隔操作時にオペレータが感じる違和感のSCR(皮膚抵抗値)による定量化実験を,オーストラリア人研究者を対象に行った.その結果,これまでの日本人研究者を対象とした場合と同様に「同調的な操作」をしているときは,そうでない場合と比べてSCRの反応が有意に大きくなることが分かった.また,視線計測による心理状態の変化を調べるためのシステム,およびロボットの概観による影響を調べるためのシステムの構築および予備実験を行った. また,発達障害児のソーシャルスキル学習のためにアンドロイドを利用することに関して,病院での予備実験を行い,ロボットとのアイコンタクトや共同注意がどの程度成立するかについての観察を行った.また,A02班と協業し,アンドロイドの認知心理実験の結果の分析を行った.
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現在までの達成度 (区分) |
理由
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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