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2010 年度 実績報告書

ロボットが人々から会話を学ぶ

計画研究

研究領域人とロボットの共生による協創社会の創成
研究課題/領域番号 21118008
研究機関株式会社国際電気通信基礎技術研究所

研究代表者

宮下 敬宏  株式会社国際電気通信基礎技術研究所, 知能ロボティクス研究所, 室長 (50332771)

研究分担者 神田 崇行  株式会社国際電気通信基礎技術研究所, 知能ロボティクス研究所, 研究員 (90374107)
キーワード学び合い / 会話パターン / 対話履歴構造化
研究概要

本研究は,会話の中でロボットが学びを誘発し,その一方でロボット自身も学ぶメカニズムを解明することを目的としている.人が学ぶためには,自身の考えを表出することが有効であることが分かっている.そのため,ロボットは人が考えを表出することを促すような聞き手としての振る舞いをする必要がある.また,オペレータがロボットを遠隔操作した履歴には,オペレータの会話を促進するためのノウハウが蓄積されたものであるため,ロボットが会話を学んでいくためには,操作履歴を元に,対話パターンを抽出・再利用する技術を実現する必要がある.
2年目となる本年度は,主に2つの研究に取り組んだ.1つ目は,考えに関わる対話のモデル化の研究である.本領域が目指す「良い聞き手」となるロボットになれるように,考えている最中の聞き手の振る舞いのモデル化を行った.モーションキャプチャシステムを利用して話しを聞くインタラクションをモデル化し,現在,ロボット上に実装中である.2つ目は,実際的な学びの場面でのロボットの利用,すなわちフィールド実験の準備である.初年度に準備を進めた遠隔操作のソフトウェアをもとに,子供たちがロボットから話しを聞きながら協調学習を進める場面を設定し,遠隔操作を交えてロボットを制御することで,学び場面での発話履歴の収集を進めた.来年度には,この学び場面での実験を進め,子供たちが学ぶことを促進するロボットについての研究をさらに進めていく予定である.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 協調的移動に基づく対話ロボットによる注意共有の実現2010

    • 著者名/発表者名
      山岡史享、神田崇行、石黒浩、萩田紀博
    • 雑誌名

      日本ロボット学会誌

      巻: 28 ページ: 98-108

    • 査読あり
  • [学会発表] 人とロボットとの自然なインタラクションに向けて2011

    • 著者名/発表者名
      神田崇行
    • 学会等名
      関西大学第15回先端科学技術シンポジウム
    • 発表場所
      関西大学(大阪府)
    • 年月日
      2011-01-14
  • [学会発表] Natural Human-Robot Interaction2010

    • 著者名/発表者名
      Takayuki Kanda
    • 学会等名
      2nd International Conference on Simulation, Modeling, and Programming for Autonomous Robots(SIMPAR)
    • 発表場所
      Darmstadt (Germany)
    • 年月日
      2010-11-17

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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