研究領域 | 現代社会の階層化の機構理解と格差の制御:社会科学と健康科学の融合 |
研究課題/領域番号 |
21119002
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
橋本 英樹 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (50317682)
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研究分担者 |
堤 明純 北里大学, 医学部, 教授 (10289366)
宮木 幸一 独立行政法人国立国際医療研究センター, その他部局等, その他 (20327498)
近藤 尚己 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (20345705)
大江 和彦 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (40221121)
山岡 和枝 帝京大学, 公私立大学の部局等, 教授 (50091038)
井上 彰臣 産業医科大学, 付置研究所, 助教 (70619767)
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研究期間 (年度) |
2009-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | 社会格差 / パネル調査 / 地域 / 職域 |
研究実績の概要 |
多目的共用パネル調査のうち、地域パネル調査においては、貧困による社会的排除の状況について、2012年度実施第2回追跡調査の結果を解釈するために必要なデータを、郵送式質問票調査を別途、同対象地域において実施した。これにより地域別の相対的貧困度基準を用意し、相対的貧困が与える社会的排除に関する分析を可能とした。職域パネルではほぼ予定通りに、職域健康診断の場を用いた第3回調査を実施した。当初予定されていた地域調査の配偶者・子ども追跡調査については、先行調査の収集分析の遅れに加え、分析結果から新たに浮上してきた課題(特に子どもの発達の測定、capabilityなどの概念に耐える指標の考案)などへの対応が必要となったことから、実施を次年度である2013年度に移した。職域パネルにおいても、一部遺伝子調査などが対象事業所の都合などにより2013年度に実施せざるを得ず、以上に必要と思われる費用について繰越の手続きを取った。繰越予算を用いて、当初予定していた第2回配偶者・子ども追跡調査を25年度に収集し、配偶者1800名余、子どもについては1500世帯2300名程度の参加を得て、コンピューター式質問票と紙質問票(精神行動発達調査票ならびに生活習慣調査票)による追跡調査、食事調査、ならびにバイオマーカー(血圧・腹囲・呼吸機能・握力の各測定ならびに一部対象者については、自己採血キットによる血液検査)を実施した。職場パネルにおいても、遺伝子調査を追加収集した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2013年度に一部資金を繰越し、予定されていた地域パネル調査・職域パネル調査について期待された回収数を確保することができた。
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今後の研究の推進方策 |
繰越を用いて25年度中に予定通りのデータ収集を完了したことから、25年度実施の作業と併せて最終的な配布データを準備する
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