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2009 年度 実績報告書

社会連帯の形成・維持機構の解明

計画研究

研究領域現代社会の階層化の機構理解と格差の制御:社会科学と健康科学の融合
研究課題/領域番号 21119005
研究機関桜美林大学

研究代表者

杉澤 秀博  桜美林大学, 自然科学系, 教授 (60201571)

研究分担者 原田 謙  実践女子大学, 人間社会学部, 講師 (40405999)
杉原 陽子  地方独立行政法人東京都, 健康長寿医療センター, 研究員 (80311405)
柳沢 志津子  東洋学園大学, 人文学部, 講師 (10350927)
キーワードソーシャル・キャピタル / 地域環境 / 健康 / 社会的ネットワーク / 社会経済階層 / マルチレベル分析
研究概要

1.個人レベルと集団レベルの社会関係資本を評価する調査の準備
(1)多目的パネル班との共同調査の準備:
本調査は、自治体内の町目レベルで社会関係資本を評価し、その形成・維持要因および健康への効果を測定するデータベースの作成を目的としている。今年度は、社会関係資本について、既存の文献レビューとともにフォーカスグループインタビューを実施し、測定項目群を作成した。
(2)市区町村レベルの調査の準備:
本調査では市区町村のレベルで社会関係資本を評価し、その形成・維持の要因および健康への効果を測定するデータベースを作成することを目的としている。社会関係資本の評価項目については、(1)の調査との比較可能性を考慮し、共同調査の項目の検討と同時並行に行った。対象自治体は関東地域(千葉、神奈川、埼玉、東京)の自治体から無作為に30自治体を選定すること、対象者は25歳以上とすることに決定した。
2.地域社会環境の評価指標の検討
既存文献のレビューに基づき、社会関係資本に影響する地域社会環境の検討を行った。
3.行政のコミュニティ施策の評価指標の検討
既存文献のレビューに基づき、社会関係資本に影響する行政施策の検討を行った。
4.非営利組織を対象とした調査
非営利組織における高齢者の参加プロセスおよび参加に伴う高齢者の意識・態度の変容に関する既存の文献のレビューを行った。さらに高齢者協同組合や非営利組織に対して活動に関するヒアリングを行い、質問紙調査の対象者の選定、調査項目について検討した。
5.既存のデータの解析
個人レベルの社会関係資本の効果を明らかにするため、健診受診に与える効果について既存のデータベースを用いて解析し、社会関係資本の種類によって健診受診に与える効果が異なることを明らかにした。その結果については学術誌に投稿中である.

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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