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2010 年度 実績報告書

社会連帯の形成・維持機構の解明

計画研究

研究領域現代社会の階層化の機構理解と格差の制御:社会科学と健康科学の融合
研究課題/領域番号 21119005
研究機関桜美林大学

研究代表者

杉澤 秀博  桜美林大学, 自然科学系, 教授 (60201571)

研究分担者 原田 謙  実践女子大学, 人間社会学部, 准教授 (40405999)
杉原 陽子  地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 研究員 (80311405)
柳沢 志津子  東洋学園大学, 人文学部, 准教授 (10350927)
新名 正弥  地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 研究助手 (70312288)
キーワードソーシャル・キャピタル / 地域環境 / 健康 / 社会的ネットワーク / 社会経済階層 / マルチレベル分析
研究概要

1.個人レベルと集団(自治体・町丁目)レベルの社会関係資本の形成と影響評価
(1)自治体レベルの社会関係資本の影響評価
1)データベースの作成:(1)1都3県の自治体から30自治体を無作為に抽出した後、当該自治体に在住の25歳以上の住民各400人(計12,000人)を無作為に抽出し、郵送調査を実施。回収率は自治体ごとに異なり、23%から47%まで分布。(2)自治体の特性に関するデータベースの作成:国勢調査(05年)などを利用し、自治体の社会・経済・健康の特性に関するデータベースを作成した。(2)分析結果:個人レベルの集団参加数とともに、地域レベルの平均集団参加数がうつ症状の低下に有意な効果があった。
(2)町丁目レベルの社会関係資本の形成と影響評価:
1)データベースの作成:足立区において50歳以上の住民2,500人を無作為に抽出し、郵送調査を実施。回収率は35%。
2.非営利組織の形成とその活動評価-社会関係資本との関連から
(1)非営利組織の形成・維持と他の社会関係資本との関連:足立区全域のNPO組織の活動状況(設立年、活動年数、活動内容、活動地域)に関する情報収集、質的調査の対象選定を行った。(2)非営利組織の効果評価:NPO組織(コミュニティカフェ、男の台所)に関する資料収集と関係者に対する聞き取り調査を行った。
3.既存のデータの解析
(1)個人レベルの社会関係資本が健診受診に与える直接および間接効果、(2)地域の社会関係資本の拡充にとって大きな役割を担う民生委員が閉じこもり高齢者の把握にどの程度貢献するか、(3)高齢者の健康に対して個人と地域(町丁)の社会関係資本がマイナスの効果をもっている可能性、(4)介護保険の保険者である地方自治体が介護保険制度の執行において果たす役割、について既存のデータを活用し、明らかにした。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 特定高齢者における介護予防サービスへのアクセスの阻害要因2011

    • 著者名/発表者名
      杉澤秀博
    • 雑誌名

      厚生の科学

      巻: (掲載確定)

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2012-07-19  

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