研究概要 |
ヘテロな動的パターンの相互作用理論,とりわけ高次元少数相互作用系に関わる以下の課題を遂行した. 1.2次元スポット解の斜め衝突やオフセット衝突などの場合の予備的考察. 組織的な高次元計算のための準備,とりわけ相互作用としての衝突時の角度調節の精密化などの技術的側面の改良を行った.同時にあるクラスの反応拡散系モデルについて定性的振る舞いとりわけ角度依存性の相図の作成を開始した. 課題2.時空間変動環境と個との相互作用理論の解明 媒質の不連続性や時間的な環境変動の個体(粒子解)のダイナミクスへの影響を最も簡単な1個体の場合に調べた.ジャンプ型不連続媒質における相図を数値的に作成した.実験的には忌避物質や光などでそのような変動は制御可能であり,具体的な生命系で実施することが可能となれば,比較対照することが今後の課題となった. 課題3.余次元2から余次元3への不安定性ダイナミクス 余次元2の不安定の条件下で,さらに3番目の不安定性を付加する際にどのような新たなダイナミクスが出現するか,これまで知られている結果について概観した.
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