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2023 年度 研究成果報告書

糖鎖-タンパク質相互作用を「みる」ための光駆動リレー触媒反応

計画研究

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研究領域糖鎖ケミカルノックインが拓く膜動態制御
研究課題/領域番号 21H05076
研究種目

学術変革領域研究(B)

配分区分補助金
審査区分 学術変革領域研究区分(Ⅱ)
研究機関北海道大学 (2022-2023)
京都大学 (2021)

研究代表者

浅野 圭佑  北海道大学, 触媒科学研究所, 准教授 (90711771)

研究期間 (年度) 2021-08-23 – 2024-03-31
キーワードシクロオクテン / 光駆動触媒 / ハロゲン化剤 / 時空間選択的標識 / ハロゲン化反応 / 糖鎖-タンパク質相互作用
研究成果の概要

生体適合性が高いオレフィンを活性部位に持つシクロオクテン触媒によるチロシンのハロゲン化反応を開発した。また、反応機構研究に基づき高活性な二官能性シクロオクテン触媒や、これに光分解性保護基を付けることで可視光照射により系内で活性化できるようにした光駆動触媒を開発した。さらに、生理的条件にてバックグラウンド反応を起こさず、二官能性シクロオクテン触媒の存在下では速やかに活性化できる生体適合型臭素化剤も開発した。この反応剤の励起状態の反応性も研究し、光触媒として色素分子を利用することで可視光により活性化され、チロシン修飾に利用できることを見いだした。これらの反応ツールは生体分子標識法の開発につながる。

自由記述の分野

有機反応化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、細胞系で生体分子の挙動を解析する技術を開発するために必要な化学反応を実現する触媒や反応剤を開発した。分子レベルで生命現象を理解するための解析技術は病気などの原因を明らかにし、創薬を加速する。また、このような反応制御法は生体分子の機能を操作する技術、すなわち治療技術の創出にも波及することが期待できる。

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公開日: 2025-01-30  

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