計画研究
本年度はまずNeuropixelを用いた小脳・基底核・上丘の記録中に大脳皮質の多くの領野をハイスループットに刺激していく実験系によって得られたデータ解析を最終形までもっていくことができた。さらにこの大脳皮質・基底核・小脳回路に対応するメゾスケールコネクトームデータをもとにした詳細なスパイキングニューラルネットワークをシミュレーションすることで、電気生理学的に得られたデータがコネクトームデータから説明できることを証明した。さらに大脳皮質を反響型神経回路網で近似し、基底核と小脳の回路を単純な線形フィルタで近似することで動物脳のモデルを作成することにも成功し、このモデルが実際の動物と同じようにオペラント課題を遂行することができることを示した。広視野2光子顕微鏡を用いた実験では、新規の姿勢制御プラットフォームを作り、これの上でに大規模2光子カルシウムイメージングを行う事に成功した。さらに姿勢情報のインバースキネマティクスにより筋骨格モデルを動かすことにまで成功した。このように電気生理、2光子カルシウムイメージング、脳身体のシミュレーションを融合させる研究が加速度的に達成された。
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2024 2023
すべて 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 1件、 オープンアクセス 3件、 査読あり 1件) 学会発表 (9件)
bioRxiv
巻: ー ページ: 033405
10.1101/2023.03.06.531239
Communications Biology
巻: 6 ページ: 914
10.1038/s42003-023-05288-x
巻: 08.27 ページ: 555017
10.1101/2023.08.27.555017