計画研究
新学術領域研究(研究領域提案型)
5年間の研究により、バルクナノメタルにおいて優れた力学特性を実現するための有益な知見が数多く得られた。特筆すべき研究成果として、種々の新しい加工熱処理などにより巨大ひずみ加工によらずにバルクナノメタルを作製する方法が見出されたこと、完全再結晶バルクナノメタルを作製することに成功したこと、バルクナノメタルが優れた靭性や耐水素脆性特性などを示すことが見出されたこと、Mg合金の結晶粒微細化およびナノ析出を通じた力学特性向上のための合金元素が明確にされたこと、高圧巨大ひずみ加工下での特異な相変態により形成されるナノ組織の構造物性が明らかとなったこと、などをあげることができる。
金属材料学、材料組織学、材料強度学