計画研究
新学術領域研究(研究領域提案型)
発生期の大脳皮質において移動する細胞の動態及びその制御機構を明らかにした。すなわち、まず抑制性ニューロンの移動経路を制御する機構を明らかにするとともに、その移動能が哺乳類への進化に伴って変化したこと、さらに大脳皮質II～IV層には哺乳類特有の「場」が形成されており移動抑制性ニューロンの動態に影響を与えることなどを見出した。さらに、従来報告のない新規の細胞移動様式を複数発見した。また、動く大脳皮質細胞が示す細胞間相互作用の特徴を、数理モデルと培養実験とを組み合わせることによって明らかにした。
発生神経生物学
