研究領域 | メゾスコピック神経回路から探る脳の情報処理基盤 |
研究課題/領域番号 |
22115004
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 独立行政法人理化学研究所 |
研究代表者 |
細谷 俊彦 独立行政法人理化学研究所, 脳科学総合研究センター, チームリーダー (70272466)
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研究分担者 |
丸岡 久人 独立行政法人理化学研究所, 脳科学総合研究センター, 研究員 (60443032)
鶴野 瞬 独立行政法人理化学研究所, 脳科学総合研究センター, 研究員 (80548991)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 脳 / 神経 / 大脳新皮質 / 哺乳類 / マウス / 視覚 / 体性感覚 |
研究成果の概要 |
大脳新皮質が機能単位の繰り返しで構成されているか不明である。我々は、大脳新皮質第5層に位置し皮質外への出力を担う皮質下投射細胞が微小なカラム状に並んでいることを発見した。これらの微小カラムは周期的に配置され、皮質に沿って6角形の格子状のパターンをつくっていた。同一微小カラム内の細胞は発生期にはギャップ結合によって結合し、後に共通なシナプス入力を受けることがわかった。視覚野、体性感覚野、運動野のいずれでも、同一微小カラム内の細胞はよく似た活動パターンを示した。以上より微小カラムは大脳新皮質の機能単位であり、多数の微小カラムによる並列処理が大脳新皮質の基本的な計算様式であることが示唆された。
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自由記述の分野 |
神経科学
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