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2010 年度 実績報告書

造血細胞分化における染色体修飾と転写因子のクロストーク

計画研究

研究領域多方向かつ段階的に進行する細胞分化における運命決定メカニズムの解明
研究課題/領域番号 22118002
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

研究機関東京大学

研究代表者

北村 俊雄  東京大学, 医科学研究所, 教授 (20282527)

研究分担者 山本 雅之  東北大学, 医学系研究科, 教授 (50166823)
阪上 朝子  独立行政法人理化学研究所, 脳科学総合研究センター, 客員研究員 (90462689)
キーワードFucci細胞 / 細胞周期 / 細胞分化 / トランスジェニックマウス / miRNA
研究概要

新規細胞インジケーターの開発とそのインジケーターを組み込んだトランスジェニックマウスの樹立を行なっている。分化に伴って色が変わる細胞の樹立に関しては、多くの細胞でうまく働かず更にベクターの検討を行っている。
1.平成22年度において、既存のFucciインディケータにはない性能を持つ新規Fucciの作製に成功した。この新規Fucciを用いることで、特異的な知見が得られる可能性が判明したため、検証に時間を要した。予算の繰越分で、研究遅延が生じることなく、マウス作製へと進むことができた。
2.分化によって色が変わる細胞樹立のために2色の蛍光色素の発現を細胞分化段階特異的に発現するmiRNAによって制御できるベクターを開発した。分化した細胞でmRNAを分解するmiRNAについては期待通り働いたが、未熟な幹細胞でmRNAを分解するmiRNAについては予想通り働かなかったので、造血幹細胞で特異的に発現していることが報告されている他のmiRNA数種類についてベクターを作成中である。今後、良いベクターが開発できたらトランスジェニックマウスも作製する。

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公開日: 2013-06-26  

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