根の成長を支える細胞増殖の相転換機構の解明

2014 年度 研究成果報告書

• 研究領域: 大地環境変動に対する植物の生存・成長突破力の分子的統合解析
• 研究課題/領域番号: 22119009
• 研究種目: 新学術領域研究(研究領域提案型)
• 配分区分: 補助金
• 審査区分: 生物系
• 研究機関: 奈良先端科学技術大学院大学
• 研究代表者: 梅田 正明 奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 教授 (80221810)
• 研究期間 (年度): 2010-04-01 – 2015-03-31
• キーワード: 細胞分裂 / 細胞伸長 / 細胞周期 / 根 / 植物ホルモン / DNA損傷 / 転写因子 / イメージング

研究成果の概要

根の伸長は土壌環境により大きく左右される。その伸長速度を決めるのは、根端での細胞分裂と、細胞分裂が細胞伸長へと転換するタイミングである。我々は様々なストレスにより根の伸長が調節される仕組みを明らかにする目的で、それらの制御機構を解析した。その結果、植物ホルモンの一つであるサイトカイニンが細胞分裂から細胞伸長への転換を促進すること、またMYB3R転写因子がDNA損傷に応答した細胞分裂の停止に重要な役割をもつことを明らかにした。

自由記述の分野

植物分子生物学