計画研究
1. オルガネラ相互作用の解析:ペルオキシソームとリピッドボディとの相互作用にped1遺伝子が関与することが示唆された。このオルガネラの直接的な相互作用により、貯蔵脂肪が効率よく分解されることが示唆された。2. ペルオキシソームの機能転換は、オルガネラ機能分化の好例として長年、グリオキシソームから緑葉ペルオキシソームの転換に働く調節機能の解明を目指す光照射下による研究が進められてきた。今回ペルオキシソームの機能転換に伴うグリオキシソーム酵素の分解には、オートファジーによるペルオキシソーム全体の分解とペルオキシソーム局在型Lon protease2によるグリオキシソーム酵素の分解がかかわることを明らかにした。更にLon protease2はATP依存性のプロテアーゼとシャペロンという2つのドメインをもっているが、シャペロンドメインはオートファジーに抑制的に働き、プロテアーゼドメインはこのシャペロン機能を阻害するように働くため、Lon2プロテアーゼがオートファジー自体にも影響を及ぼすことが明らかとなった。以上の結果をまとめて論文および総説として発表した。3. 「ペルオキシソーム形成異常変異体の解析:ペルオキシソーム形成変異体(apem:aberrant peroxisome morphology)の解析を進め、機能未知なAPEM6が脂質結合能を有し、本遺伝子がペルオキシソームの膜脂質動態に関わることが示唆された。
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (8件) (うち国際共著 2件、 査読あり 7件、 謝辞記載あり 4件、 オープンアクセス 3件) 図書 (1件)
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