計画研究
再生能力の高いプラナリア(ナミウズムシ)の再生原理を解明することに成功した。また、その原理に基づいて、もともと尾部断片から頭部を再生できない別種のプラナリア(コガタウズムシ)に特定の遺伝子の機能阻害によって頭部再生を誘導することに成功した。そして、これらの成果を科学雑誌「Nature」に論文発表することができた。さらには、前後軸に沿ったからだの位置情報・プロポーションを制御している新規キナーゼ遺伝子の解析をすすめ、前方化シグナルには「正」に後方化シグナルには「負」に働いていることを示唆する結果を得た。
2: おおむね順調に進展している
これまでの成果をNatureに発表できたということは、研究内容が世界的に認められた証である。
前方化シグナルの遺伝子ネットワークを解明する。また、新規キナーゼ遺伝子の下流で働く重要な遺伝子群を同定をする。
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Nature
巻: 500 ページ: 73-76
10.1038/nature12359
http://reg.biol.sci.kyoto-u.ac.jp/