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2013 年度 実績報告書

受精卵のゲノムアダプテーションの理解

計画研究

研究領域ゲノムアダプテーションのシステム的理解
研究課題/領域番号 22125007
研究機関東京大学

研究代表者

岡田 由紀  東京大学, 分子細胞生物学研究所, 准教授 (60546430)

研究期間 (年度) 2010-06-23 – 2015-03-31
キーワード受精卵 / 転写 / リプログラミング
研究概要

本研究課題は本研究は以下の2つのパートに大別される。
A. (マウス)受精卵を対象とした高効率ChIP法の開発
B. ChIP-seq法を用いた受精卵のクロマチンダイナミクスの解析
A)500~1000個の細胞でIVTおよびライブラリ作製の条件等を詳細に検討した結果、上位25% 程度の遺伝子については評価できる成績が得られている。ただChIP効率については抗体の性質に依存する部分が大きく、最終的にはヒストン抗体(の中でもさらに高効率IPの実績があるもの)に限定されそうであるが、それでも1000個以下の細胞でChIP-seqができる可能性を示す意義は大きいと考えられる。
B) A)の結果を踏まえてどのヒストンが受精卵ChIP-seq解析に最適であるかを、変異体を用いた方法で検討した。その結果、受精卵の初期発生に重要なヒストン修飾を1つ同定することができた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初の計画にあった雌雄前核を分けた解析は技術的に克服できそうにないが、その他の部分は概ね計画どおりに進捗しており、今年度中に受精卵ChIPの結果を示すことができると考えている。

今後の研究の推進方策

当初の計画にあった雌雄前核を分けた解析は技術的に克服できそうにないが、その他の部分は概ね計画どおりに進捗しており、今年度中に受精卵ChIPの結果を示すことができると考えている。最も問題が出る可能性は、IPによって得られるDNA量が少ない事であるが、それを克服するために現在ChIP標的ヒストンを過剰発現させた卵を準備している。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2013

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] マウス受精卵前核期におけるクロマチンダイナミクス2013

    • 著者名/発表者名
      青島圭佑、岡田由紀
    • 雑誌名

      生化学

      巻: 85-4 ページ: 278-283

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Establishment of Alternative Culture Method for Spermatogonial Stem Cells Using Knockout Serum Replacement2013

    • 著者名/発表者名
      Keisuke AOSHIMA, Ai BABA, Yoshinori MAKINO, Yuki OKADA
    • 雑誌名

      PLoS ONE

      巻: 8-10 ページ: e77715

    • DOI

      10.1371/journal.pone.0077715

    • 査読あり
  • [学会発表] マウス受精卵前核期におけるクロマチンダイナミクスの解析2013

    • 著者名/発表者名
      青島圭佑、岡田由紀
    • 学会等名
      第36回分子生物学会年会
    • 発表場所
      神戸
    • 年月日
      20131203-20131206

URL: 

公開日: 2015-05-28  

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