研究成果の概要 |
摂食調節に関連したほ乳類のGタンパク質共役型受容体(GPCR)について、ショウジョウバエの類似したオーファン受容体をターゲットにして、新規生理活性ペプチドを単離した。その結果、CCHamide-1, CCHamide-2, dRYamide-1, dRYamide-2, trissin の3系統5種類の新規生理活性ペプチドを発見した。 CCHamide-2は、ほ乳類の脂肪組織に相当するショウジョウバエ脂肪体(Fat body)に多く発現が見られた。CCHamide-2 は脂肪体から分泌され、脳内のインスリン様ペプチド合成細胞からインスリン様ペプチドの分泌を刺激することが明らかになった。
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