計画研究
本年度は、我々が発見した様々な臓器間神経ネットワークのうち、膵β細胞に及ぼす機序の解明を進めた。単離培養した膵ランゲルハンス島に神経由来分泌物質を作用させ、たところ、二つのニューロトランスミッターが複合的に膵β細胞増殖に関与していることが明らかとなった。またこれらは、細胞内シグナル伝達上、異なるパスウェイを刺激するものであり、これらの二つのパスウェイの刺激が連関して膵β細胞の増殖に寄与しているものと考えられた。さらにこれらの異なるパスウェイは同じ細胞周期関連分子を刺激することも解明、相乗的に細胞増殖をもたらす細胞内分子機序を明らかにすることができた。さらに、この細胞周期関連分子の欠損マウスを用い、膵β細胞増殖に至る機序を詳細に解明する研究を進めている。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2015 2014
すべて 雑誌論文 (10件) (うち査読あり 10件、 オープンアクセス 10件、 謝辞記載あり 10件) 学会発表 (17件) (うち招待講演 17件)
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