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2014 年度 研究成果報告書

カメの甲の新規形態パターンをもたらした発生機構の変化

計画研究

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研究領域複合適応形質進化の遺伝子基盤解明
研究課題/領域番号 22128003
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関独立行政法人理化学研究所

研究代表者

倉谷 滋  独立行政法人理化学研究所, 倉谷形態進化研究室, 主任研究員 (00178089)

研究分担者 入江 直樹  東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 准教授 (10536121)
パスキュアルアナヤ・ファン  国立研究開発法人理化学研究所, 倉谷形態進化研究室, 研究員 (30594098)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2015-03-31
キーワード進化 / 発生 / ゲノム / バイオインフォマティクス / 脊椎動物 / カメ
研究成果の概要

カメの甲の背側半は、脊柱と肋骨の変形により出来ている。その進化過程を説明するため、スッポンを選び、発生生物学的、ゲノム学的研究を行った。発生上カメの肋骨は単に拡張するのみならず、体壁が内側へ折れ曲がり、その際肩甲骨が胸郭に取り込まれる。この折れ曲がりのラインに相当するのがカメ胚独自の甲稜である。スッポンのゲノムプロジェクトにより、甲稜の要となる上流因子がWnt5aであることが分かった。またカメ類が主竜類の系統に属することも確認した。甲稜にWnt5aを新たに発現させ、独自の肋骨の拡張と、それに伴う肩甲骨の覆い被せが、カメのパターンをもたらしたのであろう。

自由記述の分野

生物学

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公開日: 2016-06-03  

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