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2015 年度 研究成果報告書

昆虫の擬態紋様形成の分子機構と進化プロセスの解明

計画研究

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研究領域複合適応形質進化の遺伝子基盤解明
研究課題/領域番号 22128005
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関東京大学

研究代表者

藤原 晴彦  東京大学, 新領域創成科学研究科, 教授 (40183933)

研究分担者 堀 寛  名古屋大学, 遺伝子実験施設, 名誉教授 (60116663)
研究期間 (年度) 2010-04-01 – 2016-03-31
キーワード擬態 / 紋様形成 / シロオビアゲハ / カイコ変異体 / ベイツ型擬態 / ゲノム解析 / 幼虫斑紋 / 蛹保護色
研究成果の概要

本研究では鱗翅目昆虫の4つの擬態紋様システムに着目し、擬態の責任遺伝子と制御機構、さらには擬態の成立・進化機構を明らかにした。シロオビアゲハが毒蝶ベニモンアゲハに紋様を似せる原因領域はdoublesexを含む130kbにあること、またこの領域が逆位で安定化され、超遺伝子構造をとっていることなどを発見した。また、カイコの幼虫斑紋変異体pS, msの原因遺伝子を同定するとともに、鱗翅目幼虫のスポット紋様形成がWntシグナルによって制御されることを見出した。さらに、アゲハ幼虫が幼若ホルモンによって切り替わる機構、アゲハの蛹が幼虫時の環境に応答して保護色を切替える機構の分子的背景を明らかにした。

自由記述の分野

分子生物学

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公開日: 2017-05-10  

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