計画研究
孤発性パーキンソン病遺伝子を同定するため、特にエクソンに存在するRareながら強いパーキンソン病(PD)ゲノム因子を発見するため、とくに孤発性PD患者を中心に、全エクソン塩基配列解読(エクソーム解析)をおこなった。715例のPD患者ゲノムから、全エクソン(エクソーム)を抽出、HiSeq2000シークエンサーで超高速・並列シークエンスをおこなった。BWAソフトウェアでヒト参照配列hg19へマップし、GATKソフトウェアで、参照配列とことなるSNV (single nucleotide variant)を約30万個検出した。715検体のエクソームデータの平均被覆は126。1xであり、全エクソン配列の94。9%のエリアが10x以上で被覆された。これは、孤発性PD患者755人について、全遺伝子の全エクソン塩基配列のほぼすべてが解読できたことを意味する。また優性遺伝性ミオパチーの大家系について、次世代シークエンサーをもちいたエクソーム解析を行い発症者4人にMYH7遺伝子の3塩基欠失変異を同定し、東アジア人で最初のLaing遠位型ミオパチーであることがわかった。
2: おおむね順調に進展している
おおむね順調に進展している。
患者データを非患者対照群と比較する全エクソン関連解析をおこない、孤発性パーキンソン病の強いRare variantリスクを発見する。
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すべて 雑誌論文 (18件) (うち査読あり 15件) 学会発表 (4件) (うち招待講演 2件) 備考 (2件)
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