計画研究
GDF15とMICAL3について、さらに解析を進めた。GDF15は、TGFbeta様リガンドであるが、Smad2/3ならびにSmad1/5/8ともに強い活性化を誘導しなかった。また、ERKやAktについても、チロシンキナーゼによって直接活性化をみる短時間刺激では変化がなかったが、48時間後に活性化が認められた。この長時間刺激後の活性化の分子機構を現在解析中である。MICAL3は、セマフォリン刺激の下流で活性化するmonoxygenase活性をもつ分子で、神経軸索の反発シグナルに関与することが知られているが、がん幹細胞性の維持については全く不明であった。詳細な解析により、MICAL3の下流でCRMP2が活性化し、分裂の際にNumbが不均等分配されることがわかってきた。領域メンバーとの共同研究により、DNAマイクロアレイならびにパスウエイ解析を引き続き進めた。
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 6件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (3件) (うち招待講演 3件)
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