今後の研究の推進方策 |
次年度は、人工翻訳後修飾によるエピジェネティクス変化に関する研究と、マウス個体におけるメチル化修飾の役割について研究を進める。 エピジェネティクス変化については、これまでの研究でin vitroでH3K9メチル化酵素であるG9A, GLP, SETDB1, SUV39H1のいずれもがSAMの違いにより活性が変化することを見出している。そこで、細胞内に非天然型SAMを導入してChIP-seq解析をすることで、ヒストンメチル化レベルが変化する領域を明らかにすることを目的とする。また、マウス個体におけるメチル化修飾解析については、以前に作出したコンディショナルKOマウスを用いることで、成体マウスでのHisメチル化酵素の役割を解析したい。
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