• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2024 年度 実績報告書

金属ガラスのレオロジー:アナンケオン動力学と弾塑性変形

計画研究

研究領域構造不規則系のレオロジー:アナンケオン動力学の確立
研究課題/領域番号 22H05042
研究機関豊橋技術科学大学

研究代表者

足立 望  豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (00758724)

研究期間 (年度) 2022-05-20 – 2025-03-31
キーワード構造不規則系 / 金属ガラス / 変形機構
研究実績の概要

構造不規則系材料の一つである金属ガラスの弾塑性変形制御には,変形機構として有力視されている原子集団励起現象(STZ)と原子構造の関係の理解が鍵となる. 申請者は,高圧下でねじり加工を金属ガラスに適用することで、金属ガラスに引張延性を付与できることを見出した。これは、構造不規則系である金属ガラスの組織制御を通じて、STZやその素励起であるアナンケオンの活性化頻度・分布等を調整し、力学的高機能化が達成できることを意味する。本計画研究では、それらの力学挙動および組織を評価・解析することによって,アナンケオンを素励起とするSTZの活性化を支配する因子の解明を目指して研究を行った。
本年度は、昨年度までの研究で、高圧下ねじり加工によって金属ガラスに生じる特徴的な組織因子として、金属ガラス中に存在する密な構造である反自由体積(Anti-FV)に着目し、以下のような成果を得た。
高圧下ねじり加工した金属ガラスに構造変化と延性の関係を調査するため、熱処理に伴う構造緩和過程を詳細に調査した。その結果、高圧下ねじり加工した金属ガラスは、高圧下ねじり加工を施す前と比較して顕著なAnti-FV割合の増加が認められた。また、低温度域の緩和において、緩和エンタルピー変化を伴わない顕著な比体積の変化を示すことが新たに明らかになった。また、この特異な比体積変化をきっかけとして、引張延性が急激に失われた。これは、発熱を伴うFV、Anti-FVの緩和に加えて、この体積変化が、金属ガラスのSTZやアナンケオンの活性化に重要な役割を果たしていることを示す重要な成果である。
また、原子間力顕微鏡を用いた位相遅れ分布評価によって、構造緩和挙動に対応する、位相遅れ分布の変化を捉えることに成功した。上述した緩和挙動と対応付けることによって、今後金属ガラス中に存在する組織因子の分布状態を明らかにすることが期待できる。

現在までの達成度 (段落)

令和6年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和6年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2025 2024 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件) (うち招待講演 1件) 備考 (2件)

  • [雑誌論文] Comparative analysis of nanoindentation-induced incipient deformation of zirconium-based bulk metallic glass in various structural states2024

    • 著者名/発表者名
      Pomes Silvia、Adachi Nozomu、Wakeda Masato、Ohmura Takahito
    • 雑誌名

      Intermetallics

      巻: 168 ページ: 108269~108269

    • DOI

      10.1016/j.intermet.2024.108269

    • 査読あり
  • [学会発表] 高圧ねじり加工によるLa系金属ガラスの構造若返り2025

    • 著者名/発表者名
      足立 望, 鈴木隆之,榎園知弥,藤井洸太, 安部洋平,石井裕樹,戸髙 義一
    • 学会等名
      日本金属学会2025年春期(第176回)講演大会
  • [学会発表] 金属ガラスの構造若返りによる力学的高機能化2025

    • 著者名/発表者名
      足立望
    • 学会等名
      日本材料学会 第2回マルチスケール材料力学部門委員会公開部門委員会
    • 招待講演
  • [学会発表] 金属ガラスの機械的構造若返りに及ぼす圧力の影響2024

    • 著者名/発表者名
      足立 望, 鈴木 隆之, 藤井 洸太, 榎園 友弥, 戸髙 義一
    • 学会等名
      一般社団法人粉体粉末冶金協会 2024年度春季大会
  • [備考] Researchmap

    • URL

      https://researchmap.jp/n_adachi

  • [備考] 研究室HP

    • URL

      https://martens.me.tut.ac.jp

URL: 

公開日: 2025-12-26  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi