現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の計画通り、まずCO2還元を触媒する金属サブナノ粒子の組成最適化を行った。種々の元素組成を比較検討した結果、Pt-Moサブナノ粒子が最も優れた触媒活性を発揮することを明らかにした。この理由は、MoC触媒によるCO2還元の反応中間体であるオキシカーバイド(Reddy et al., Dalton Trans. 2019, 48, 12199)を容易に生成できるMoサブナノ粒子の特性(Nanoscale 2020, 12, 15814-15822, Small 2021, 17, 2008127)と、水素を結合解離し酸素を水に変換する白金の特性の相乗効果と捉えると理解しやすい。次年度の研究にむけて、葛目(分担者)のin-situ増強ラマン分光測定の設備を構築した。
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