計画研究
新学術領域研究(研究領域提案型)
目撃者の記憶遂行に影響する要因や正しい識別を可能にする方法について明らかにすることが今回の研究の目的であった。研究によって以下の成果が得られた。推定変数に関しては,凶器注目効果における眼球運動によって,凶器に対して注意が自動的に惹きつけられる可能性を得た。またスキーマによる記憶への影響研究では,場所スキーマ,行動スキーマ,物品スキーマがそれぞれ異なった働きをすることが明らかになった。現実の事件における目撃者の運転中の視覚的情報処理の限界を明らかにした。またシステム変数に関してはラインナップの構成および実施方法について検討し,他者からの影響による効果を明らかにした。
目撃証言心理学