計画研究
新学術領域研究(研究領域提案型)
構造的に自由度の高いグアニジン－（チオ）ウレア型有機分子触媒を用い、テトラロン構造を有するβケトエステルの不斉酸化反応、β位置換基に対する速度論的光学分割反応の開発に成功した。本反応を応用することで、抗腫瘍剤ダウノルビシン及びカンプトテシン、また天然物リノキセピン、リシリジドの全合成に成功した。一方、エントロピー支配型触媒的フリーデル－クラフツ反応を開発し、本反応を基盤として、抗腫瘍活性を有するジヒドロリコリシジンの効率的全合成を行った。
有機触媒、天然物合成
