研究領域 | 少数性生物学―個と多数の狭間が織りなす生命現象の探求― |
研究課題/領域番号 |
23115006
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 東京大学 (2013-2015) 独立行政法人理化学研究所 (2011-2012) |
研究代表者 |
上田 泰己 東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (20373277)
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研究分担者 |
大出 晃士 東京大学, 大学院医学系研究科, 助教 (40612122)
鵜飼 英樹 理化学研究所, 生命システム研究センター, 上級研究員 (70391878)
中嶋 正人 近畿大学, 医学部, 助教 (50432232)
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研究協力者 |
鵜飼 英樹 理化学研究所, 生命システム研究センター, 上級研究員 (70391878)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 概日時計 / 質量分析 / 絶対定量 / ターンオーバーレート / 分子少数性 |
研究成果の概要 |
これまでに、概日時計振動子を構成する主要な転写因子の細胞内発現量がかなり少ないことが示唆されてきた。本研究では、超高感度質量分析により、主要な概日時計タンパク質の発現量変動を絶対定量することに成功し、一細胞あたり1,000~20,000 分子の発現量で変動することを明らかにした。一般的なタンパク質の発現量に比べてかなり少ない濃度範囲で、正確な周期長で発現振動が生じるメカニズムを、特に概日時計振動子の中核となるCRYタンパク質について検証した。その結果、CRYはタンパク質安定性制御に依存する量的な制御機構と、リン酸化状態に依存する状態制御機構の双方で概日周期長を制御することが明らかとなった。
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自由記述の分野 |
システム生物学
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