脂質メディエーターは、免疫・アレルギー発症のバランスを司っていることが推測される。そこで、皮膚免疫・アレルギー疾患患者からの臨床検体を元に、各疾患特異的な脂質メディエーター関連のシーズを発掘し、マウスとヒトの両方向から包括的に役割を解明することが重要課題である。本研究では、アトピー性皮膚炎を一つのモデルとして、マウス・ヒトの見地から、脂質メディエーターの免疫・アレルギーにおける役割の解明と治療応用の基盤を形成するプロセスを確立した。そしてこのプロセスを他の免疫・アレルギー疾患にも適用することにより、ヒトとマウス研究の橋渡し的研究の遂行し、広く世間に応用されるplatformを形成した。
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