研究領域 | 予測と意思決定の脳内計算機構の解明による人間理解と応用 |
研究課題/領域番号 |
23120009
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
複合領域
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
高橋 英彦 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (60415429)
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研究分担者 |
三村 将 慶応義塾大学, 医学部, 教授 (00190728)
加藤 元一郎 慶応義塾大学, 医学部, 教授 (80161123)
須原 哲也 放射線医学総合研究所, 脳機能イメージング研究部, 部長 (90216490)
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研究期間 (年度) |
2011-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 意思決定 / 精神疾患 |
研究成果の概要 |
健常者を対象にPETで脳内ノルアドレナリントランスポーター(NET)を定量し、経済実験で得られる損失忌避の程度との関連を調べたところ、視床のNETの密度の高いい人ほど損失忌避の程度が低くギャンブルにおいて向こう見ずな意思決定をすることを見出した。しかし、ギャンブル依存患者で損失忌避の程度を調べたところ、損失忌避が低く損失に鈍感な一群がいる一方、直観とは反するが損失に極端に敏感な患者群がいることを見出した。その両群では脳内の眼窩前野など報酬にかかわる脳部位の体積の違いがあり、ギャンブル依存のサブタイプに応じた治療が必要であることが示唆された。
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自由記述の分野 |
精神医学
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