研究成果の概要 |
本計画研究B02班のミッションは,PvsNP問題に対する数理計画的手法の追求であった.その中でも線形計画法(LP)は最も強力な手法であり非常に多くの最適化問題を実用的な計算時間で解くことができ,それゆえLPとLP定式化の複雑さの探求はPvsNP問題に対する有望なアプローチとなる.このような目標に対して我々は主に拡張定式化の複雑さ,および,通信計算量の2つの観点から研究を行った.3名の国内研究者と6名の海外研究者で編成されたチームによって,合計7つの具体的課題に取り組み成果を得た.これらの結果を,合計20編の論文うち16編は査読有,3編は投稿済査読中,および,8編の国際会議論文により発表した.
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