プラズマと生体ユニットとの原子・分子動的相互作用の解明

2016 年度 研究成果報告書

• 研究領域: プラズマ医療科学の創成
• 研究課題/領域番号: 24108005
• 研究種目: 新学術領域研究(研究領域提案型)
• 配分区分: 補助金
• 審査区分: 理工系
• 研究機関: 豊橋技術科学大学
• 研究代表者: 水野 彰 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), シニア研究員 (20144199)
• 連携研究者: 浴 俊彦 豊橋技術科学大学, 大学院工学研究科, 教授 (40192512) ; 辻 秀人 豊橋技術科学大学, 大学院工学研究科, 教授 (60227395) ; 高島 和則 豊橋技術科学大学, 大学院工学研究科, 教授 (60303707) ; 栗田 弘史 豊橋技術科学大学, 大学院工学研究科, 助教 (70512177) ; 安田 八郎 豊橋技術科学大学, 大学院工学研究科, 助手 (20200503)
• 研究期間 (年度): 2012-06-28 – 2017-03-31
• キーワード: 大気圧プラズマ / プラズマ医療応用 / プラズマ応用

研究成果の概要

大気圧低温プラズマは、細胞や生体組織に直接照射することが可能であり、抗腫瘍効果などの画期的な実験結果が相次いで報告されており、メカニズム解明が急務である。プラズマ照射の生体への作用メカニズムの理解のためには、生物学的階層性の概念が重要であると考え、本研究では生体分子・細胞・組織・個体の各階層に対してプラズマ照射が及ぼす影響を解析・体系化した。プラズマが気相および水溶液中の化学反応を誘起して活性種を生成し、細胞壁・細胞膜に損傷を与え、活性種が内部に侵入して生体高分子に影響を及ぼし、その結果として細胞死などの細胞応答を示すというフレームワークが、多様なモデルにおいて共通していることを示している。

自由記述の分野

静電気・大気圧プラズマ応用