A03喜田との共同研究から、心的外傷後ストレス障害モデルマウスにおいて、ミクログリアのサイトカイン産生プロファイルが恐怖記憶の形成・維持のマイクロエンドフェノタイプとして有益であることを特定し、治療薬開発のストラテジーを確立した。また、A02橋本との胎生期の母体免疫ストレス負荷による統合失調症モデルマウスを用いた共同研究から、胎生期の母体免疫負荷に伴うグリア細胞関連遺伝子領域のメチル化状態変化を同疾患のマイクロエンドフェノタイプの候補として特定した。更に、精神疾患に関与する免疫細胞サブポピュレーションの特定の技術開発、気分安定薬の薬効に関連する免疫関連マイクロエンドフェノタイプの特定を行った。
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