研究領域 | 運動超分子マシナリーが織りなす調和と多様性 |
研究課題/領域番号 |
24117008
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 早稲田大学 (2016) 国立研究開発法人産業技術総合研究所 (2012-2015) |
研究代表者 |
上田 太郎 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (90356551)
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研究分担者 |
徳樂 清孝 室蘭工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (00332106)
長崎 晃 国立研究開発法人産業技術総合研究所, バイオメディカル研究部門, 主任研究員 (30392640)
野口 太郎 都城工業高等専門学校, 物質工学科, 講師 (90615866)
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連携研究者 |
片山 栄作 大阪市立大学, 理学部, 特任教授 (50111505)
若林 健之 帝京大学, 理工学部, 教授 (90011717)
高野 光則 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40313168)
五味渕 由貴 帝京大学, 理工学部, 博士研究員 (10740219)
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研究協力者 |
ンゴー スアン・キエン
柴田 桂太朗
足立 健吾
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研究期間 (年度) |
2012-06-28 – 2017-03-31
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キーワード | アクチン / ミオシン / コフィリン / 構造多型性 / アロステリー / 細胞運動 / FRET / 高速原子間力顕微鏡 |
研究成果の概要 |
(1)コフィリン結合によるアクチンフィラメント(AF)の構造変化がコフィリンの結合していない領域まで伝播し、それによってさらなるコフィリン結合が誘導されコフィリンクラスターが成長することを示した。 (2) ATP存在下のミオシンS1とAFの過渡的な結合が、AFに協同的な構造変化をおこし、コフィリンと結合できなくなることを示した。これらの結果により、複数のアクチン結合タンパク質の結合が、AFの協同的構造変化を介して増強し合ったり阻害しあうメカニズムを実証した。(3)細胞内のAFも構造多型性をもつことを確認し、上記のin vitroの実験結果が生理的な意味を持つことが示唆された。
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自由記述の分野 |
生物物理学
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