研究領域 | ニュートリノフロンティアの融合と進化 |
研究課題/領域番号 |
25105006
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
中村 光廣 名古屋大学, 未来材料・システム研究所, 教授 (90183889)
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研究分担者 |
佐藤 修 名古屋大学, 未来材料・システム研究所, 助教 (20377964)
渋谷 寛 東邦大学, 理学部, 教授 (40170922)
青木 茂樹 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (80211689)
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研究期間 (年度) |
2013-06-28 – 2018-03-31
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キーワード | ニュートリノ / 原子核乾板 |
研究実績の概要 |
原子核乳剤の製造・供給体制、その乾板への塗布体制を確立し、原子核乾板を用いた気球搭載型γ線望遠鏡計画GRAINEの2015年フライトに向けての原子核乳剤・乾板の供給、低エネルギーニュートリノ反応研究の為のJPARCT60実験への原子核乳剤・乾板の供給、また宇宙線ミューオンを用いて行うミューオンラジオグラフィーへの供給を行い、実際の観測/実験を遂行した。また中性子検出用の原子核乳剤、X線トポグラフィー用の微粒子乳剤の開発、暗黒物質の衝突により生じる反跳原子飛跡の検出を狙った超微粒子原子核乳剤の開発を並行しておこなった。また原子核乾板の飛跡保持能力の改善に関しては、飛跡保持用の耐酸化薬品の選択を行いその特性を改善するとともに、ハロゲン化銀結晶の粒子径を大きくすることによって初期の信号量(現像の核となる還元銀クラスター(潜像核)のサイズ)を大きくし、飛跡の保持能力を改善するという案を考案し、その試験を開始した。また記録された飛跡の保持能力が乳剤中のゼラチンの含有量が関係している事も明らかにし、銀含有率の異なる複数のバリエーションを用意し、用途により使い分ける様にした。 並行して、超高速原子核乾板読取装置HTSの定常的稼働を開始し、年間500㎡程度の原子核乾板の読取を可能とした。これを用いて、GRAINEの約50㎡の乾板の読取を行い、製造した乾板のクォリティを確認、高い飛跡検出効率を実現出来ている事を確認した。また記録されたγ線の再構成を行い、ベラパルサーの同定作業を開始した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
実験が必要とする性能を持つ原子核乳剤・乾板の必要量の供給を実現した。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き原子核乳剤・乾板の供給能力、読取能力の強化を図り、原子核乾板を用いた希求手実験へ供給を行ってゆく。
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