計画研究
新学術領域研究(研究領域提案型)
1.マウスの音恐怖条件付けにおいて、恐怖記憶想起後にタンパク質合成阻害剤を扁桃体に注入することで、再固定化が効率よく阻害される系を立ち上げた。また、学習時に活動した扁桃体ニューロン特異的にチャネルロドプシン(ChR)を発現させることができる系の開発に着手した。c-fos-tTAトランスジェニックマウスにレンチウイルスベクターを用いてChR遺伝子を扁桃体に導入した。音恐怖条件付け課題を提示したときに、DOX依存的に活動ニューロンにChRを発現させることに成功した。2.オートファジー阻害剤や促進剤を海馬に導入し、それらの薬剤が記憶の再固定化に与える影響を評価できる系を確立した。3.in vivo海馬歯状回の長期増強(LTP)再固定化系を用いて、LTP再固定化にはNMDA型グルタミン酸受容体が必須の役割を果たしていることを明らかにした。
2: おおむね順調に進展している
1,2,3 のいずれの研究項目においても、本年度分として当初予定していた研究計画の目標を達成した。
いずれの研究項目とも当初の予定通りに進捗しているので、計画通りに進める予定である。
すべて 2014 2013 その他
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (10件) (うち招待講演 8件) 図書 (1件) 備考 (1件)
Reviews in the Neurosciences
巻: - ページ: 印刷中
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Molecular Brain
巻: VOL7 ページ: 13
10.1186/1756-6606-7-13
不安障害研究
巻: 5巻 ページ: 13-21
http://www.med.u-toyama.ac.jp/bmb/index-j.html