共感性を支える遺伝子の進化系統解析

2015 年度 実績報告書

• 研究領域: 共感性の進化・神経基盤
• 研究課題/領域番号: 25118005
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 村山 美穂 京都大学, 野生動物研究センター, 教授 (60293552)
• 研究分担者: 今野 晃嗣 帝京科学大学, 生命環境学部, 助教 (00723561) ; 井上 英治 京都大学, 理学研究科, 助教 (70527895)
• 研究期間 (年度): 2013-06-28 – 2018-03-31
• キーワード: 遺伝子 / 動物 / 行動学

研究実績の概要

１）共感性遺伝子の網羅的解析：秋田県畜産試験場において孵化管理されている比内地鶏の初生雛を使用して、不安の感じやすさの指標として各個体の緊張性不動（Tonic Immoblity）などの行動実験を行い、その後摘出した終脳を用いて、扁桃体および帯状回に相当する組織からRNAを抽出し、扁桃体で遺伝子発現量に大きな差があることを見いだした。また鳥類の候補遺伝子として、ニューレグリン遺伝子に個体差があることを見いだした。
２）共感性の個体差を生み出すゲノム基盤：異種間（ヒトとウマ）の協働作業に与える影響について、サラブレッドの馴致のしやすさとセロトニン受容体遺伝子型の関連を明らかにした。質問紙によって性格を評定し、ボノボとチンパンジーの種間差について考察した。同じく質問紙によってネコの性格を評定し、「荒っぽさ」がオキシトシン受容体遺伝子型と関連することを見いだした。さらにオキシトシン受容体遺伝子型がヒトの信頼性に影響することを見いだした。
３）共感性の進化を支える遺伝的基盤：ヒトの共感性の進化基盤を考察するために、大型類人猿であるゴリラの分配行動に与える血縁の影響を詳細に分析し、食物分配は血縁者間に偏っていないことを明らかにした。また、ニホンザルの毛づくろい量に与える血縁の影響を調べたところ、遺伝的類似度は毛づくろい量に影響を与えることがわかったが、その影響を統制しても、オキシトシン受容体遺伝子が毛づくろい量に有意に影響を与えていることを明らかにした。

現在までの達成度 (区分)

1: 当初の計画以上に進展している

理由

ネコ、ウマ、ニホンザルなどで候補遺伝子と共感行動の指標との関連が見いだされるなど、画期的な成果が得られた。

今後の研究の推進方策

１）共感性遺伝子の網羅的解析：秋田県畜産試験場において孵化管理されている比内地鶏の初生雛を使用して、集団の情動伝染スコアを測定する。各個体の終脳からRNAを抽出し、次世代シーケンサーを使用したRNAシークエンスにより転写量を算出し、情動伝染スコアの異なる２群間で有意に発現量の異なる遺伝子を探索する作業を行う。
２）共感性の個体差を生み出すゲノム基盤：イヌおよびネコの共感性レベルの行動学的評価システムを整備する。イヌの共感性レベルの品種差について、ヒトに対する注視行動を、オオカミと遺伝的に近い原始的犬種と欧米で作出された純粋犬種の間で比較する。ネコの同種内および異種間（ヒトとネコ）の共感性について、ノラネコの個体群の調査を行う。また、チンパンジーおよびイルカの性格を質問紙によって評定する。
イヌ、ネコ、ウマ、ニホンザル、マーモセットで、候補遺伝子のオキシトシン受容体、バソプレシン受容体の周辺に、多数のマイクロサテライトやSNP多型を探索する。候補遺伝子と評定値との関連を解析する。
３）共感性の進化を支える遺伝的基盤：ヒトの共感性の進化基盤を考察するために、大型類人猿の集団の血縁構造を解析し、社会の比較分析を行う。ネコ科の種間で候補遺伝子の配列を比較する。

研究成果

• [国際共同研究] エディンバラ大学(英国)
  • 国名: 英国
  • 外国機関名: エディンバラ大学
• [国際共同研究] ガーナ大学(ガーナ)
  • 国名: ガーナ
  • 外国機関名: ガーナ大学
• [雑誌論文] Expression of human cell cycle regulators in the primary cell line of the African savannah elephant (loxodonta africana) increases proliferation until senescence, but do not induces the Immortalization. (2016)
  • 著者名/発表者名: Fukuda T, Iino Y, Onuma M, Gen B, Inoue-Murayama M, Kiyono T
  • 雑誌名: In vitro Cellular and Developmental Biology-Animal 巻: 52 ページ: 20-26
  • DOI: 10.1007/s11626-015-9943-6
  • 査読あり
• [雑誌論文] The oxytocin receptor gene (OXTR) polymorphism in cats (Felis catus) is associated with "Roughness" assessed by owners. Journal of Veterinary Behavior (2016)
  • 著者名/発表者名: Arahori, M., Hori, Y., Saito, A., Chijiiwa, H., Takagi, S., Ito, Y., Watanabe, A., Inoue-Murayama, M., Fujita, K
  • 雑誌名: Clinical Applications and Research 巻: 11 ページ: 109-112
  • DOI: org/10.1016/j.jveb.2015.07.039
  • 査読あり / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Evidence for effect of serotonin receptor 1A gene (HTR1A) polymorphism on tractability in Thoroughbred horses. (2016)
  • 著者名/発表者名: Hori Y, Tozaki T, Nambo Y, Sato F, Ishimaru M, Inoue-Murayama M, Fujita K
  • 雑誌名: Animal Genetics 巻: 47 ページ: 62-67
  • DOI: 10.1111/age.12384
  • 査読あり / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Detection of urinary estrogen conjugates and creatinine using near infrared spectroscopy in Bornean orangutans (Pongo Pygmaeus). (2016)
  • 著者名/発表者名: Kinoshita K, Kuze N, Kobayashi T, Miyakawa E, Narita H, Inoue-Murayama M, Idani G,Tsenkova R
  • 雑誌名: Primates 巻: 57 ページ: 51-59
  • DOI: 10.1007/s10329-015-0501-3
  • 査読あり
• [雑誌論文] Genetic diversity of some Ghanaian pigs based on microsatellite markers. (2016)
  • 著者名/発表者名: Ayizanga RA, Kayang BB, Adomako K, C Adenyo C, Inoue-Murayama M, Asamoah L
  • 雑誌名: The Livestock Research for Rural Development (LRRD) 巻: 28 ページ: 24
  • DOI: http://hdl.handle.net/10568/72447
  • 査読あり / 国際共著
• [雑誌論文] Female philopatry and limited male-biased dispersal in the Ussuri tube-nosed bat, Murina ussuriensis. (2016)
  • 著者名/発表者名: Flanders J, Inoue-Murayama M, Rossiter SJ, Hill DA
  • 雑誌名: Journal of Mammalogy 巻: 97 ページ: 545-553
  • DOI: org/10.1093/jmammal/gyv200
  • 査読あり / 国際共著
• [雑誌論文] Noninvasive genetic analysis for assessing the abundance of duiker species among habitats in the tropical forest of Moukalaba Gabon. (2015)
  • 著者名/発表者名: Akomo-Okoue EF, Inoue E, Nakashima Y, Hongo S, Atteke C, Miho Inoue-Murayama M, Yamagiwa J
  • 雑誌名: Mammal Research 巻: 60 ページ: 375-384
  • DOI: 10.1007/s13364-015-0233-1
  • 査読あり / 国際共著
• [雑誌論文] Androgen receptor gene polymorphism in zebra species. (2015)
  • 著者名/発表者名: Ito H, Langenhorst T, Ogden R, Inoue-Murayama M
  • 雑誌名: Meta Gene 巻: 5 ページ: 120-123
  • DOI: org/10.1016/j.mgene.2015.06.006
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著 / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Personality in Bonobos. (2015)
  • 著者名/発表者名: Weiss A, Staes N, Pereboom JJM, Inoue-Murayama M, Stevens JMG, Eens M
  • 雑誌名: Psychological Science 巻: 26 ページ: 1430‐1439
  • DOI: 10.1177/0956797615589933
  • 査読あり / 国際共著 / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Copy number variations in the amylase gene (AMY2B) in Japanese native dog breeds. (2015)
  • 著者名/発表者名: Tonoike A, Hori Y, Inoue-Murayama M, Konno A, Fujita K, Nagasawa M, Mogi K, Kikusui T
  • 雑誌名: Animal Genetics 巻: 46 ページ: 580-583
  • DOI: 10.1111/age.12344
  • 査読あり / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Population genetic diversity and hybrid detection in captive zebras. (2015)
  • 著者名/発表者名: Ito H, Langenhorst T, Ogden R, Inoue-Murayama M
  • 雑誌名: Scientific Reports 巻: 5 ページ: 13171
  • DOI: 10.1038/srep13171
  • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著 / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Development of 20 microsatellite markers for the endangered Japanese golden eagle (Aquila chrysaetos japonica) using next generation sequencing. (2015)
  • 著者名/発表者名: Sato Y, Ito H, Onuma M, Maeda T, Ogden R, Inoue-Murayama M
  • 雑誌名: Conservation Genetics Resources 巻: 7 ページ: 932－933
  • DOI: 10.1007/s12686-015-0493-8
  • 査読あり / 国際共著
• [雑誌論文] Polymorphism of the oxytocin receptor gene modulates behavioral and attitudinal trust among men but not women. (2015)
  • 著者名/発表者名: Nishina K, Takagishi H, Inoue-Murayama M, Takahashi H, Yamagishi T
  • 雑誌名: PLoS One 巻: 10 ページ: e0137089
  • DOI: org/10.1371
  • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
• [雑誌論文] Estimation of chimpanzee community size and genetic diversity in Kahuzi-Biega National Park, Democratic Republic of Congo. (2015)
  • 著者名/発表者名: Basabose AK, Inoue E, Kamungu S, Murhabale B, Akomo-Okoue EF, Yamagiwa J
  • 雑誌名: American Journal of Primatology 巻: 77 ページ: 1015-1025
  • DOI: 10.1002/ajp.22435
  • 査読あり / 国際共著
• [雑誌論文] 非侵襲的試料を用いたDNA分析―試料の保存，DNA抽出，PCR増幅及び血縁解析の方法について―. (2015)
  • 著者名/発表者名: 井上英治
  • 雑誌名: 霊長類研究 巻: 31 ページ: 3-18
  • DOI: org/10.2354/psj.31.007
  • 査読あり
• [学会発表] アオリイカにおける群れ気質と構成員の遺伝的組成との関係． (2016)
  • 著者名/発表者名: 杉本親要、井上－村山美穂、池田 譲
  • 学会等名: 平成29年度日本水産学会春季大会
  • 発表場所: 東京海洋大学品川キャンパス（東京都港区）
  • 年月日: 2016-03-26 – 2016-03-30
• [学会発表] 絶滅危惧種ニホンイヌワシの遺伝的多様性の解析 (2016)
  • 著者名/発表者名: 佐藤 悠、前田 琢、Rob Ogden、井上―村山美穂
  • 学会等名: 日本生態学会第63回大会
  • 発表場所: 仙台国際センター(宮城県仙台市)
  • 年月日: 2016-03-22 – 2016-03-22
• [学会発表] レッサーパンダの性格分析 (2016)
  • 著者名/発表者名: 森本和香乃、山本千尋、金澤裕司、堀裕亮、村山美穂、竹内浩昭
  • 学会等名: ず～だなも。動物園大学⑥
  • 発表場所: 日本モンキーセンター(愛知県犬山市)
  • 年月日: 2016-03-20 – 2016-03-20
• [学会発表] ネコ（Felis catus）の「ヒトへの社会性」と関連遺伝子の探索． (2016)
  • 著者名/発表者名: 荒堀みのり、井上-村山美穂、藤田和生
  • 学会等名: 第22回ヒトと動物の関係学会 学術大会
  • 発表場所: 東京大学（東京都文京区）
  • 年月日: 2016-03-06 – 2016-03-06
• [学会発表] Mitochondrial DNA sequence diversity of Grevy’s zebra (Equus grevyi) for management in captivity (2016)
  • 著者名/発表者名: Hideyuki Ito, Tanya Langenhornst, Rob Ogden, Miho Inoue-Murayama
  • 学会等名: The 5th International Symposium on Primatology and Wildlife Science
  • 発表場所: 京都大学(京都府京都市)
  • 年月日: 2016-03-03 – 2016-03-06
  • 国際学会
• [学会発表] A wild Indo-Pacific bottlenose dolphin adopts a socially and genetically distant neonate (2016)
  • 著者名/発表者名: Mai Sakai, Yuki F. Kita, Kazunobu Kogi, Masanori Shinohara, Tadamichi Morisaka, Takashi Shiina, Miho Inoue-Murayama
  • 学会等名: ガンジスカワイルカシンポジウム
  • 発表場所: 静岡コンベンションアーツセンター(静岡県静岡市)
  • 年月日: 2016-02-26 – 2016-02-26
  • 国際学会
• [学会発表] オキシトシン受容体遺伝子、バソプレシン受容体遺伝子と向社会的行動の関連 (2016)
  • 著者名/発表者名: 仁科国之、高岸治人、井上-村山美穂、高橋英彦、山岸俊男
  • 学会等名: 脳と心のメカニズム 第16回冬のワークショップ
  • 発表場所: ルスツリゾート（北海道蛇田郡）
  • 年月日: 2016-01-06 – 2016-01-08
• [学会発表] オキシトシン受容体遺伝子、バソプレシン受容体遺伝子と向社会的行動の関連、 (2015)
  • 著者名/発表者名: 仁科国之、高岸治人、井上-村山美穂、高橋英彦、山岸俊男
  • 学会等名: 日本人間行動進化学会第8回大会
  • 発表場所: 総合研究大学院大学（神奈川県三浦郡）
  • 年月日: 2015-12-05 – 2015-12-06
• [学会発表] フィルターペーパーを用いた近赤外分光法によるボルネオオランウータン（Pongo Pygmaeus）の尿中エストロゲン代謝産物濃度測定について、 (2015)
  • 著者名/発表者名: 木下こづえ、久世濃子、小林智男、宮川悦子、成田浩光、井上-村山美穂、伊谷原一、Roumiana Tsenkova
  • 学会等名: 第31回近赤外フォーラム近赤外線フォーラム
  • 発表場所: 筑波大学（茨城県つくば市）
  • 年月日: 2015-11-25 – 2015-11-27
• [学会発表] アオリイカ群れ内のソーシャルネットワークと構成員の遺伝的背景 (2015)
  • 著者名/発表者名: 杉本親要、井上－村山美穂、池田 譲
  • 学会等名: 日本動物行動学会第34回東京大会
  • 発表場所: 東京海洋大学品川キャンパス（東京都港区）
  • 年月日: 2015-11-20 – 2015-11-22
• [学会発表] ネコにおけるヒトへの親近性とその遺伝的要因． (2015)
  • 著者名/発表者名: 荒堀みのり、井上-村山美穂、藤田和生
  • 学会等名: 日本動物行動学会第34回東京大会
  • 発表場所: 東京海洋大学品川キャンパス（東京都港区）
  • 年月日: 2015-11-20 – 2015-11-22
• [学会発表] イヌワシを対象としたmtDNAの多型解析. (2015)
  • 著者名/発表者名: 佐藤 悠、前田 琢、Rob Ogden、井上―村山美穂
  • 学会等名: 日本DNA多型学会 第24回学術集会
  • 発表場所: 岡山大学(岡山県岡山市)
  • 年月日: 2015-11-19 – 2015-11-20
• [学会発表] ゴリラの乳酸菌－野生・飼育・東・西、ゴリラはゴリラ！！ (2015)
  • 著者名/発表者名: Pierre Philippe Mbehang Nguema、Edward Wanpande、佐藤康弘、渋谷康、伊東英樹、田中正之、和田晴太郎、長尾充徳、村山美穂、牛田一成
  • 学会等名: SAGA18シンポジウム
  • 発表場所: 京都市動物園(京都府京都市)
  • 年月日: 2015-11-14 – 2015-11-15
• [学会発表] Genetic background for sociality in the oval squid Sepioteuthis lessoniana (2015)
  • 著者名/発表者名: Chikatoshi Sugimoto, Miho Inoue-Murayama, Yuzuru Ikeda
  • 学会等名: 国際頭足類シンポジウムとワークショップ（CIAC2015）
  • 発表場所: 函館市国際水産・海洋総合研究センター(北海道函館市)
  • 年月日: 2015-11-08 – 2015-11-14
  • 国際学会
• [学会発表] オキシトシン受容体遺伝子と向社会性の関連． (2015)
  • 著者名/発表者名: 仁科国之、高岸治人、井上－村山美穂、山岸 俊男
  • 学会等名: 日本社会心理学会第56回大会
  • 発表場所: 東京女子大学（東京都杉並区）
  • 年月日: 2015-10-31 – 2015-11-01
• [学会発表] オキシトシン受容体遺伝子と信頼行動の関連：VBMによる検討． (2015)
  • 著者名/発表者名: 高岸治人、仁科国之、金井良太、井上－村山 美穂、山岸 俊男
  • 学会等名: 日本社会心理学会第56回大会
  • 発表場所: 東京女子大学（東京都杉並区）
  • 年月日: 2015-10-30 – 2015-11-01
• [学会発表] Schooling behavior of squid: its structure and function (2015)
  • 著者名/発表者名: Chikatoshi Sugimoto, Miho Inoue-Murayama, Yuzuru Ikeda
  • 学会等名: SWARM2015(The First International Symposium on Swarm Behavior and Bio-Inspired Robotics)
  • 発表場所: 京都大学(京都府京都市)
  • 年月日: 2015-10-28 – 2015-10-30
  • 国際学会
• [学会発表] DNA分析からみたチンパンジーの社会 (2015)
  • 著者名/発表者名: 井上英治
  • 学会等名: 日本人類学会進化人類学分科会第35回シンポジウム
  • 発表場所: 産業技術総合研究所 (東京都江東区）
  • 年月日: 2015-10-12 – 2015-10-12
• [学会発表] Conservation genetic study of endangered Japanese golden eagles. (2015)
  • 著者名/発表者名: Sato Y, Maeda T, Onuma M, Ogden R, Inuoe-Murayama M
  • 学会等名: Ghana Grasscutter Project Seminar
  • 発表場所: University of Ghana（Accra, Ghana）
  • 年月日: 2015-10-01 – 2015-10-01
  • 国際学会
• [学会発表] Outline of Ghana Grasscutter Project and Future Perspective. (2015)
  • 著者名/発表者名: Inoue-Murayama M
  • 学会等名: Ghana Grasscutter Project Seminar
  • 発表場所: University of Ghana（Accra, Ghana）
  • 年月日: 2015-10-01 – 2015-10-01
  • 国際学会
• [学会発表] Long-term stress monitoring of captive chimpanzees in social housings: monitoring hair cortisol level and behaviors (2015)
  • 著者名/発表者名: Naruki Morimura, Satoshi Hirata, Miho Inoue-Murayama, Gen'ichi Idani.
  • 学会等名: 国際応用動物行動学会第 49 回大会
  • 発表場所: 北海道大学(北海道札幌市)
  • 年月日: 2015-09-14 – 2015-09-17
  • 国際学会
• [学会発表] Regional differences in tolerance and genetic polymorphisms in Japanese macaques (Macaca fuscata) (2015)
  • 著者名/発表者名: Kazunori Yamada, Miho Inoue-Murayama
  • 学会等名: 日本動物心理学会第75回大会
  • 発表場所: 日本女子大学（東京都文京区）
  • 年月日: 2015-09-10 – 2015-09-12
• [学会発表] ヒト由来遺伝子を使用した鳥類の不死化細胞の樹立の試み (2015)
  • 著者名/発表者名: 片山雅史, 清野透, 大沼学, 西森克彦, 村山美穂, 福田智一
  • 学会等名: 第21回日本野生動物医学会大会
  • 発表場所: 酪農学園大学(北海道札幌市)
  • 年月日: 2015-07-30 – 2015-08-02
• [学会発表] CDK4, Cyclin D, TERTの発現はアフリカサバンナゾウ由来の培養細胞の分裂回数を増加させるが無限分裂化までは至らない (2015)
  • 著者名/発表者名: 福田智一，飯野佑佳，大沼学，村山美穂，清野透
  • 学会等名: 第21回日本野生動物医学会大会
  • 発表場所: 酪農学園大学(北海道札幌市)
  • 年月日: 2015-07-30 – 2015-08-02
• [学会発表] Developing 11 microsatellite markers using next generation sequencer for endangered golden eagle. (2015)
  • 著者名/発表者名: Yu Sato, Rob Ogden, 1Hideyuki Ito, Manabu Onuma, Taku Maeda, Miho Inoue-Murayama
  • 学会等名: 第 5回国際野生動物管理学術会議
  • 発表場所: 札幌コンベンションセンター（北海道札幌市）
  • 年月日: 2015-07-26 – 2015-07-30
  • 国際学会
• [学会発表] Polymorphism Of The Mu-opioid receptor gene (OPRM1) and arginine vasopressin receptor gene (AVPR1a) is associated with chimpanzee Conscientiousness. (2015)
  • 著者名/発表者名: Miho Inoue-Murayama, Naruki Morimura, Toshifumi Udono, Gen’Ichi Idani, Tetsuro Matsuzawa, Vanessa Wilson, Alexander Weiss
  • 学会等名: 日本霊長類学会第31回大会
  • 発表場所: 京都大学(京都府京都市)
  • 年月日: 2015-07-18 – 2015-07-20
• [学会発表] Androgen receptor and monoamine oxidase polymorphism in wild bonobos. (2015)
  • 著者名/発表者名: Garai C, Furuichi T, Kawamoto Y, Ryu H,Inoue-Murayama M
  • 学会等名: 日本霊長類学会第31回大会
  • 発表場所: 京都大学(京都府京都市)
  • 年月日: 2015-07-18 – 2015-07-20
• [学会発表] オキシトシン受容体遺伝子の多型がニホンザルの社会性に与える影響. (2015)
  • 著者名/発表者名: 大西賢治，山田一憲，中道正之，井上英治，齋藤慈子，長谷川寿一、井上-村山美穂
  • 学会等名: 日本霊長類学会第31回大会
  • 発表場所: 京都大学(京都府京都市)
  • 年月日: 2015-07-18 – 2015-07-20
• [学会発表] 近赤外分光法を用いたボルネオオランウータン（Pongo pygmaeus）の尿中エストロゲン代謝産物とクレアチニン濃度測定について (2015)
  • 著者名/発表者名: 木下こづえ，久世濃子、小林智男、宮川悦子、成田浩光、井上－村山 美穂、伊谷 原一
  • 学会等名: 日本霊長類学会第31回大会
  • 発表場所: 京都大学(京都府京都市)
  • 年月日: 2015-07-18 – 2015-07-20
• [学会発表] DNA分析が明らかにしたゴリラ属の分散様式 (2015)
  • 著者名/発表者名: 井上英治
  • 学会等名: 第31回日本霊長類学会大会
  • 発表場所: 京都大学(京都府京都市)
  • 年月日: 2015-07-18 – 2015-07-20
• [学会発表] Development of 20 microsatellite markers for the endangered Japanese golden eagle (Aquila chrysaetos japonica) using next generation sequencing. (2015)
  • 著者名/発表者名: Yu Sato, Hideyuki Ito, Manabu Onuma, Taku Maeda, Rob Ogden, Miho Inoue-Murayama
  • 学会等名: The 4th International Seminar on Biodiversity and Evolution
  • 発表場所: 京都大学(京都府京都市)
  • 年月日: 2015-06-09 – 2015-06-09
  • 国際学会
• [学会発表] Genetic polymorphisms of functional genes in zebra species. (2015)
  • 著者名/発表者名: Hideyuki Ito, Tanya Langenhorsnst, Rob Ogden, Inoue-Murayama Miho
  • 学会等名: The 4th International Seminar on Biodiversity and Evolution
  • 発表場所: 京都大学(京都府京都市)
  • 年月日: 2015-06-09 – 2015-06-09
  • 国際学会
• [学会発表] Diet Analysis Of Grasscutter (Thryonomys Swinderianus) Using Next generation sequencing. (2015)
  • 著者名/発表者名: Christopher Adenyo, Haruko Ando, Boniface B. Kayang, Eiji Inoue, Miho Inoue-Murayama
  • 学会等名: The 4th International Seminar on Biodiversity and Evolution
  • 発表場所: 京都大学(京都府京都市)
  • 年月日: 2015-06-09 – 2015-06-09
• [学会発表] ガーナ共和国アファジャト山麓の野鳥、家畜におけるクラミジア保有状況調査 (2015)
  • 著者名/発表者名: 大屋賢司、安田早織、高島康弘、OWUSU Erasmus、KAYANG Boniface、村山美穂、福士秀人
  • 学会等名: 日本アフリカ学会第52回学術大会
  • 発表場所: 犬山観光センター(愛知県犬山市)
  • 年月日: 2015-05-23 – 2015-05-24
• [学会発表] ガーナにおけるグラスカッター飼育プロジェクト：在来家畜生産の効率化によるガーナの食料事情向上支援 (2015)
  • 著者名/発表者名: 村山美穂、Christopher Adenyo、岡本妃花理、松浦直毅、牛田一成、井上英治、木村大治、山越言、宮地歌織、Boniface B. Kayang
  • 学会等名: 日本アフリカ学会第52回学術大会
  • 発表場所: 犬山観光センター(愛知県犬山市)
  • 年月日: 2015-05-23 – 2015-05-24
• [学会発表] Genetic diversity and evolution of bitter taste receptor genes (TAS2Rs) in wild chimpanzees (2015)
  • 著者名/発表者名: Takashi Hayakawa, Eiji Inoue, Hodaka Matsuo, Kathelijne Koops, Miho Murayama, Chie Hashimoto, Tetsuro Matsuzawa, Hiroo Imai
  • 学会等名: Association for Chemoreception Sciences 37th Annual Meeting
  • 発表場所: Hyatt Regency Coconut Point（Florida, USA）
  • 年月日: 2015-04-22 – 2015-04-25
  • 国際学会
• [備考] 村山研究室ホームページ
  • URL: http://miho-murayama.sakura.ne.jp/