計画研究
新学術領域研究(研究領域提案型)
本研究では、時間の脳内処理を明らかにするための基礎作業として、ヒトに固有な言語における時間の位置づけ、その哲学的意義、時間表現の多様性と類型論的意義、時間表現の発達の問題に取り組み、並行して、北澤茂班と共同して、時間表現の脳内処理についての実験研究を行った。その結果、日本語・英語・中国語を対象に時間表現を含んだ文の処理をfMRIを使って調査し、現在の陳述は過去や未来の陳述よりも楔前部を強く刺激することを明らかにすることができ、脳の時間地図を作成作業を前進させた。
認知科学