• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2018 年度 研究成果報告書

観察・観測による断層帯の発達過程とミクロからマクロまでの地殻構造の解明

計画研究

  • PDF
研究領域地殻ダイナミクス ー東北沖地震後の内陸変動の統一的理解ー
研究課題/領域番号 26109004
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関北海道大学

研究代表者

竹下 徹  北海道大学, 理学研究院, 特任教授 (30216882)

研究分担者 酒井 慎一  東京大学, 地震研究所, 准教授 (00251455)
豊島 剛志  新潟大学, 自然科学系, 教授 (10227655)
藤内 智士  高知大学, 教育研究部自然科学系理工学部門, 講師 (10632557)
奥平 敬元  大阪市立大学, 大学院理学研究科, 教授 (20295679)
加藤 愛太郎  東京大学, 地震研究所, 准教授 (20359201)
小林 健太  新潟大学, 自然科学系, 講師 (30283005)
松本 聡  九州大学, 理学研究院, 准教授 (40221593)
亀田 純  北海道大学, 理学研究院, 准教授 (40568713)
廣野 哲朗  大阪大学, 理学研究科, 准教授 (70371713)
藤本 光一郎  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (80181395)
重松 紀生  国立研究開発法人産業技術総合研究所, 地質調査総合センター, 主任研究員 (80308163)
向吉 秀樹  島根大学, 学術研究院環境システム科学系, 助教 (80744200)
研究期間 (年度) 2014-07-10 – 2019-03-31
キーワード断層帯の発展 / 歪の局所化 / 断層岩 / 下部地殻の破壊 / 鳥取県西部地震の余震域 / 高分解能地震観測
研究成果の概要

本研究では、2000年鳥取県西部地震の震源地域における世界に例を見ない小さなスケール(sub-km)の分解能での地震観測により複雑な断層面の形状や非ダブルカップル地震の存在が初めて明らかにされた。また、現在の余震は中新世以来形成された地質断層の再活動によることが明らかとなった。成熟した白亜紀後期に形成された中央構造線断層帯について、断層帯のアーキテクチャーが高精度で明らかになったほか、歪の局所化の過程と原因の究明に進展があった。また、本来流動的な下部地殻の断層帯においても地震性の破壊は生じており、破壊した細粒岩石では反応促進の粒径依存型のクリープで変形が進行していることが明らかとなった。

自由記述の分野

構造地質学

研究成果の学術的意義や社会的意義

断層帯の構造や発展、および歪の局所化といった研究は国際的に見て、近年、大きな注目を集めている先端的な研究テーマである。我々が今回得た研究成果は、新知見を多く含み国際的に見ても高いレベルにある。したがって、研究成果は本分野の研究者にとって広く有益であるほか、今後本分野の研究を推進するものとして学術的に高く評価される。社会的に見ても、2011年の東北地方太平洋沖地震以後、熊本、鳥取県中部、大阪北部、北海道胆振地方等、大規模な内陸地震が頻発しており、地震発生の仕組みを明らかにすることは喫緊の課題であるほか、本研究の成果は地震の長期予測にもつながって行く可能性が高いものとして高く評価される。

URL: 

公開日: 2020-03-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi