研究領域 | 酸素を基軸とする生命の新たな統合的理解 |
研究課題/領域番号 |
26111003
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
南学 正臣 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (90311620)
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研究分担者 |
合田 亘人 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (00245549)
武田 憲彦 東京大学, 医学部附属病院, 助教 (40422307)
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研究期間 (年度) |
2014-07-10 – 2019-03-31
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キーワード | 生活習慣病 / 低酸素 / 慢性腎臓病 / 肝臓病 / 心臓病 / 炎症 / 線維化 |
研究成果の概要 |
腎臓、肝臓および心臓は生活習慣病の病態に大きく関わる臓器であるが、特にその機能を維持するために多量の酸素・エネルギーを必要としている。研究代表者・分担者は生活習慣病の病態において各臓器での酸素濃度がダイナミックに変化することを明らかにすると共に、低酸素応答機構が病態進展に関与する機構および将来的な治療介入の可能性を示した。更に今後の酸素生物学研究の技術的基盤となる組織酸素濃度の定量的計測系を樹立した。
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自由記述の分野 |
腎臓内科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により慢性腎臓病、薬剤性肝障害、心不全の病態進展における低酸素シグナルの役割を明らかにすると共に将来的な治療標的候補を同定した。今後、新たな生活習慣病治療介入への応用が期待される。併せて本研究では腎臓における組織酸素濃度の定量的計測を可能にする新規燐光プローブを用いた解析法を開発した。この手法は腎臓体内の各臓器への応用が可能であり、今後の酸素生物学の進展における重要な技術的基盤になると考えられる。
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