研究領域 | ノンコーディングRNAネオタクソノミ |
研究課題/領域番号 |
26113005
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 北海道大学 (2016-2018) 国立研究開発法人理化学研究所 (2014-2015) |
研究代表者 |
中川 真一 北海道大学, 薬学研究院, 教授 (50324679)
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研究期間 (年度) |
2014-07-10 – 2019-03-31
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キーワード | lncRNA / 長鎖ノンコーディングRNA / Neat1 / パラスペックル / RNAseq |
研究成果の概要 |
ゲノムからはタンパク質をコードしないノンコーディングRNAが数多く転写されている。ncRNAは大別すると、RNAサイレンシングに関わる「小さなRNA」と、長さが200塩基以上の「長鎖ノンコーディングRNA(lncRNA)」に分けられるが、2万種類を越すlncRNAのうちどれぐらいが実際の生理機能を持っているのかは不明である。そこで、既知の機能性lncRNAがマイルドなUV照射によって高効率でタンパク質に架橋される性質を利用し、新規機能性lncRNA候補遺伝子を同定する手法を開発した。また、lncRNAが形成する微細構造を超解像顕微鏡を用いて解析する手法も確立した。
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自由記述の分野 |
分子生物学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
lncRNAのうち機能解析が行われたものは全体の1%にも満たず、転写のノイズに過ぎないと考えられているものも多い。また、転写されたRNAではなくその領域をRNAポリメラーゼが通過することに生理的意義があるlncRNAも報告されており、実際にRNA分子が生理機能を持つlncRNAを効率よく同定する方法が求められていた。我々が開発した手法は極めて簡便に機能性lncRNAの候補を同定することが可能であり、今後の効率的な個別の遺伝子の機能解析への道筋をつけることができた。また、lncRNAが形成するサブミクロンオーダーの構造体の内部構造の解析が可能となり、構造に基づいた分子作動機構予測が可能となった。
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