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2018 年度 研究成果報告書

Hippoシグナル経路による細胞競合機構とその破綻病態

計画研究

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研究領域細胞競合:細胞社会を支える適者生存システム
研究課題/領域番号 26114005
研究種目

新学術領域研究(研究領域提案型)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関神戸大学 (2016-2018)
九州大学 (2014-2015)

研究代表者

鈴木 聡  神戸大学, 医学研究科, 教授 (10311565)

研究分担者 仁科 博史  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 教授 (60212122)
後藤 裕樹  九州大学, 生体防御医学研究所, 助教 (20734495)
研究協力者 前濱 朝彦  
西尾 美希  
宮村 憲央  
石原 えりか  
研究期間 (年度) 2014-07-10 – 2019-03-31
キーワードHippo / YAP1 / 細胞競合 / cell competition
研究成果の概要

細胞レベル:YAP発現細胞株を親株と混合培養すると敗者となるが、RasやSrc発現細胞には勝者に転換し、周辺細胞状態に応じ勝敗が決定された。YAP発現細胞は接着能が低く、足場依存性増殖シグナルが抑制され敗者となる。一方低接着培養条件では、YAP発現細胞は勝者に転換する。この様に足場依存性と非依存性増殖バランスで競合の勝敗が決定された。
個体レベル:YAP発現肝細胞は肝障害がある時は肝臓から排除され敗者になり、肝障害の無い時は勝者となり増殖した。この様に個体レベルでも環境に応じ勝敗が変化した。またYAP発現皮膚上皮は周囲上皮に押され剥離する。この様に細胞競合制御が移植効率や腫瘍進展性を決定した。

自由記述の分野

細胞生物学、腫瘍学

研究成果の学術的意義や社会的意義

細胞競合におけるHippo経路の役割を詳細に解明した。本研究によって細胞競合の本質の一端を明らかにしたことのみならず、Hippo経路の制御によって、細胞競合現象を介した、肝臓や皮膚移植効率の向上に介入できることを始めて提唱した。

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公開日: 2020-03-30  

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