計画研究
平成26年度に行った組織変容の数理モデルの発展研究を行った。組織変容に必要な突然変異のイベント数を1つから3つまでに拡張し、組織の構造を2つから3つに拡張して組織変容までにかかる待ち時間の計算を行った。また、実験・臨床研究者と共同研究を進めた。造血動態におけるcyclic-di-GMPの影響のデータ解析を行い、大腸組織における炎症のがん発症に関しての影響について数理解析を進めた。これらの研究の一部として3報国際誌(Cell Reports 2015 Apr 7;11(1):71-84; Scientific Reports. 2015 Oct 30;5:15886; PLoS Genetics. 2016 Feb 18;12(2):e1005778) に発表した。
2: おおむね順調に進展している
理論研究においては組織変容の数理モデル研究を発展させることができている。また、領域内での共同研究も論文発表として達成することが出来た。
理論研究として、組織変容に必要な突然変異・組織の構造を一般化させた数理モデルの解析、応用研究として、領域内の実験・臨床研究者と共同研究を行い、造血器・大腸組織などにおいて実験データに基づいた組織変容の数理解析を進めていく。
すべて 2016 2015 その他
すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 1件、 査読あり 3件、 オープンアクセス 3件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 2件)
PLoS Genetics
巻: 12 ページ: e1005778
10.1371/journal.pgen.
Cell Reports
巻: 11 ページ: 71-84
10.1016/j.celrep.2015.02.066
Scientific Reports
巻: 5 ページ: 15886
10.1038/srep15886.