研究課題/領域番号 |
01010014
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研究機関 | 理化学研究所 |
研究代表者 |
花岡 文雄 理化学研究所, 放射線生物学研究室, 主任研究員 (50012670)
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研究分担者 |
田矢 洋一 国立がんセンター研究所, 生物部, 主任研究官 (60133641)
野瀬 清 東京大学, 医科学研究所, 助教授 (70012747)
関水 和久 東京大学, 薬学部, 助教授 (90126095)
井出 利憲 広島大学, 医学部, 教授 (60012746)
西島 正弘 国立予防衛生研究所, 化学部, 室長 (60072956)
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キーワード | 細胞周期 / 温度感受性変異株 / デストリン / RB蛋白質 / cdc2キナーゼ / cーmos蛋白質 / DNA複製開始点 / トリコスタチン |
研究概要 |
研究代表者および研究分担者、若い研究者の本年度の研究実績は以下の通りである。〔花岡〕酵母のG_1→S移行の必須な遺伝子(GST1)に対するヒト相同遺伝子を単離し、その発現がヒトおよびマウス細胞でG_1期の初期にみられることを観察した。〔井出〕G_0/G_1期特異的ts変異株(tsJT16)の変異機能がCキナーゼの活性化から、核内癌遺伝子誘導までの過程の一部であることを見出した。〔西島〕CHOーK1細胞からエタノールアミン過剰産生変異株を分離し、エタノールアミン生合成の調節機構を明らかにした。〔松本〕分子量1万9千のアクチン脱重合蛋白質デストリンのcDNAをブタ脳より単離し、コフィリンと近縁の蛋白質であることを見出した。〔野瀬〕TPAで発現が誘導される遺伝子のうち、未知のものの塩基配列を決定した。〔田矢〕RB蛋白質がM期特異的およびG_1/S期特異的cdc2キナーゼによってリン酸化されることを明らかにした。〔関口〕G_1期の進行に必要な遺伝子(CCG1)の5′と3′側に活性に不必要な領域があることを示した。〔関水〕SV40ウイルス抗原がリン脂質と結合し、DNA複製活性の低下が起きることを見出した。〔矢倉〕プロモーター活性をもつDNA配列をヒト細胞より分離し、複製開始活性も併せ持つクローンを得た。〔安田〕マウス細胞よりM期特異的H1キナーゼを精製し、これがマウスcdc2キナーゼであることを抗体を用いて証明した。〔佐方〕cーmos遺伝子産物が未受精卵を第2減数分裂中期で停止させる機能を持つ、いわゆるCSFの実体であることを明らかにした。〔伊豆田〕RajI細胞よりヒトcーmyc遺伝子上流に存在する自律増殖配列のコア領域に特異的に結合する因子を精製した。〔光沢〕酵母のbcyl変異株を用い、Aキナーゼの下流で働く因子を同定する系を確立した。〔吉田〕細胞周期をG_1とG_2の両方で停止させるトリコスタチンが、ヒストン脱アセチル化酵素の阻害剤であることを明らかにした。
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